行政書士試験 直前対策

行政書士直前対策 勉強法編

・直前期の追い込み方を知りたい

・おすすめの直前期の過ごし方を知りたい

このような悩みを持つ受験生は多いと思います。

そこで、今回はおすすめの直前期の過ごし方についてお伝えいたします。

この記事を読めば、ああすればよかった。これをしておけばよかった。と後悔することなく、行政書士試験本番に臨むことができます。

直前期とは

この記事でいう直前期とは、試験日2週間前から試験前日までの期間を指します。

この時期は、最後の追い込みをかけつつ、試験本番で実力を発揮できるように体調管理を万全にする期間でもあります。

この期間の過ごし方で、試験本番に自信を持って臨めるかどうかが決まります。

予定通りに過ごせるように前もって計画を立てましょう。

直前期の過ごし方

直前期の時間の使い方として大事なのは、体調管理とこれまでの学習した内容の総復習です。

この2つが大切な理由、および、可能であれば直前期に避けた方がよい事について説明します。

体調管理

体調管理は主に2つに分けられます。

1つは食事管理、もう1つは睡眠管理です。

食事管理では、試験日の飲食物、食事をとる時間、試験会場までに持っていく飲み物、前日の食事を決める為に、この期間を使って試しましょう。

具体的には、

・どんな食べ物を何時頃に食べれば体調が良いか、集中できるか

・どんな飲み物であれば試験中、お手洗いに行かずに済むか

・次の日体調が良い食べ物

等を調べると良いです。

また、記憶ではなく記録として残すため、必ず一つ一つメモを取りましょう。

睡眠管理に関しては試験日2週間前と言わず、もっと前から始めた方が良いです。

ただし、これまで睡眠を意識していなかった方は、2週間前から管理し始めても十分効果があります。

当日寝不足で試験に臨むようなことが無いよう、必ず睡眠管理は行うようにしてください。

睡眠管理で一番大事なのは自分に合った睡眠時間を知ることです。

そのための具体的な取り組み方としては、

1:就寝時間、起床時間の記録及び体調の記録。(体の調子が良いか。頭が働きやすいか。等)

2:就寝、起床できる仕組みの確立

3:ルーティーン

の3つが主となります。

1については、会社員の方や主婦の方のように、毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起きることが習慣化しているのであれば、休みの日でも同じように起床就寝することに気を付ければ問題ありません。

※ただし、その習慣で日中の体調があまり良くない場合や毎日の睡眠時間が極端に短いのであれば、就寝時間を早くする等の工夫はしたほうが良いです。

就寝時間も起床時間もバラバラという方は、この期間で調整しましょう。

例えば今まで深夜から早朝にかけて勉強していた夜型の方であれば、夜、眠たくなるよう日中に日光を浴びる、激しい運動をする等で就寝時間の調節は可能です。

このように調整しつつ、何時に寝て何時に起きれば試験時間(13時から16時)に最も体調がよくなるかを検証し、自分に合った睡眠時間を見つけましょう。

2について、試験日が近づいてくると緊張や不安から一時的な睡眠障害に陥ることがあります。

それを前もって防ぐために、眠たくなる仕掛け、起きる仕掛けを見つけましょう。

ちなみに、寝付きを良くする方法としておすすめされるものに

・就寝2~3時間前までの入浴

・軽いストレッチ

・日中、太陽光を浴びる

・ヒーリングミュージックを聴く

・難しくて理解できない本を読む

等があります。

寝起きを良くする方法としては、

・太陽の光を浴びる(カーテンを開ける)

・就寝前の食事やカフェイン・お酒の摂取を避ける

・就寝前にスマホやパソコンを使用しない

等があります。

色々試して自分に合ったものを見つけると良いです。

3について、試験時間に脳の働きがピークになるような起床後のルーティーンを見つけましょう。

ところで、ネット上では、起床後に集中しやすい時間として、「○時と○時は集中できる」説や「起床から3時間は脳が十分働かない」説、反対に「起きてから3時間くらいまでが一番集中できる」説等、色々な情報が飛び交っています。

正直、どれが正しいのかは自分にしかわかりません。

ネットの情報に惑わされず、自分の身体と相談して見つけてくださいね。

体調管理は試験の合否を左右する程、とても重要なものです。

いくら実力があっても、試験当日腹痛や頭痛で集中できなかったり、寝不足で頭の回転が遅くなってしまえば、思わぬ結果になる可能性があります。

試験当日、実力以上のものを発揮するため、万全の体調で臨めるようにこの期間を使って体調管理を行いましょう。

総復習

直前期は総復習に時間を使いましょう。

全科目を徹底的に見直し、問題集や模試で頻繁に間違えてしまったところ、記憶があいまいなところ、理解があやふやなところを洗い出します。

そして、洗い出した弱点を繰り返し復習し、解答の精度を高めていきましょう。

どうしても覚えられない場合や理解できない場合は、適当な理屈付けや語呂合わせで応急措置を施すのもありです。

分からないところをそのままにして試験当日を迎えることだけは避けてください。

不安や焦りもあるかと思いますが、この時期に新しいことを学ぶよりも、これまで学んできたことを復習して、試験本番で出せるようにした方が試験合格に近づきます。

これまでやってきたことを信じて、復習に専念しましょう!

直前期に避けた方が良いこと

この時期に入ったら、新しい問題集に手を出したり、新しいことを勉強し始めるのは極力避けるべきです。

新しく学んだ知識が定着しない可能性があるからです。

新しく学んだことを記憶に定着させるにはそれ相応の時間がかかります。

直前期という短い期間で定着させられるかどうかわかりませんし、ここに時間を使うということは、これまでの学習内容の復習にかける時間が少なくなるということでもあります。

余程、勉強を始めた時期が遅かった等の理由がない限り、行政法や民法といった重要科目をこの時期に勉強し始めるなんてことはないはずです。

ということは、この時期に新しく学ぼうとしている知識は恐らく試験の合否に直結するような重要なものではないでしょう。

重要でないものに時間を割くよりも、行政法や民法等の超重要科目の復習に時間を使う方が間違いなく合格に近づきます。

また、新しい問題集に手を出すべきでない理由は、自信を喪失させる危険性があること及び記憶の混乱が生じる可能性があることが理由です。

問題集にはその問題集特有のクセが存在します。

これまで使ってきた問題集や過去問とは違う出題の仕方や表現によって、今まで解けていた問題が解けなかったり、内容が理解できなくなった時の心境はどうでしょうか。

しかも、それがこの直前期という時期に起きてしまうとなれば・・・。

そして、この混乱によって今まで学んできたことの理解があやふやになってしまったら・・・。

新しい問題集に手を出したり、新しいことを勉強し始めるのは非常にハイリスク・ローリターンです。

行政書士試験 直前対策まとめ

あめのうずめ行政書士塾では、直前期の過ごし方として体調管理総復習の2つをおすすめしています。

いくら実力があっても体調が万全でなければ試験当日に実力を発揮できない可能性があること。

そして、これまで学習してきた内容を繰り返し復習し、解答の精度を高めることで合格の可能性を上げられること。の2つが理由です。

反対に、新しい問題集に手を出したり、新しいことを勉強し始めるのは極力避けるようご案内しています。

要らぬ記憶の混乱や自信喪失を招く危険性があるからです。

試験当日、あれをすれば良かった。こうしておけばよかった。という後悔をしないよう、事前にスケジュールを組むようにしましょう。

ここで紹介した内容が、みなさまの直前期の計画を立てる際の参考になれば幸いです。

予備校・資格学校の直前対策講座について

予備校や資格学校が提供している直前対策講座の活用を検討している人もいると思いますが、この直前期での利用はおすすめしません。

というのも、上述した「新しい問題集に手を出すこと」と同じ理由で、記憶の混乱や自信喪失を招く危険性があるからです。

利用される場合は、大体1か月半から1か月までの早い段階で、最後の仕上げとして利用することをおすすめします。

直前対策講座について

とはいっても、直前対策講座自体は非常に有用なものです。

予備校・資格学校によって内容に差はありますが、基本は

・解法テクニック(記述、択一)

・弱点、苦手克服

・理解度チェック

・要点整理

・出題予想

が中心になっているものが多いです。

絶対に合格したい人、自分の力で苦手科目の克服が難しい人は利用をおすすめいたします。

おすすめの直前対策講座

lec、tac、アガルート等、多くの予備校・資格学校が直前対策講座を実施しています。

どれを選べば良いか分からない人向けに、おすすめの直前対策講座を2つ紹介します。

■アガルートアカデミー

平成29年度の合格率が65%の行政書士講座 アガルート

アガルートでは、

・総まくり択一1000肢攻略講座(一問一答形式)

・総まくり記述80問攻略講座

・模擬試験

の3つで構成される直前対策パックが提供されています。

問題演習を通して、熟練講師が問題の解き方を徹底的に解説してくれます。

そして、この択一の1000肢は、民法、憲法、行政法、商法・会社法、一般知識の分野から、基本的かつ重要な判例・法令知識の、本試験での出題が予想される問題が網羅的に厳選されており、出る可能性の高い問題を集中的に解くことで、効率的な学習ができます。

これだけで、インプット

最終確認にとてもおすすめの講座です。

■東京法経学院

行政書士試験合格サイト 東京法経学院 東京法経学院

東京法経学院の直前対策講座では、各科目について重要事項をコンパクトにまとめた「重要項目総整理」(テキスト)を使って、一気に知識をおさらいします。

短い時間で総復習したい方、ポイントの整理をしたい方にはぴったりです。

また、東京法経学院は行政書士試験担当の講師の解説が非常にわかりやすいです。

どうしても理解できなかった論点も、この講義を聴けば、すぐに理解できる可能性があります。

弱点対策や最後の仕上げとしておすすめです。価格も安いです。

ここで紹介した2つの講座は、どちらも通信講座のため、移動中や空き時間にすぐ勉強できる点でもおすすめです。

あめのうずめ行政書士塾では

あめのうずめ行政書士塾では直前対策講座は実施しておりません。

直前期に入るまでの学習で、分からないところは一つ一つ解決しているため、この時期に新しくお伝えする必要がないことがその理由です。

あめのうずめ行政書士塾の受講生は、この直前期に徹底的な復習と体調管理の時間に充て、試験本番でしっかりと実力を発揮できるように調整していただきます。

もちろん、総復習の際にどうしてもわからないところや、どうしても記憶できないところがあれば、あめのうずめ行政書士塾オリジナルの記憶術を使って、確実に記憶できるように全力でお手伝いいたします。

行政書士試験の勉強でお困りの方がいらっしゃいましたら、無料相談を行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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