・行政書士試験の模試の結果が悪かったが、勉強法が間違っているのか
・行政書士試験の模試で合格点に届かない。どうすればいいのか。
・行政書士試験の模試の結果は当てになるのか。
行政書士試験受験生のみなさま、こんなお悩みをお持ちではありませんか?
この気持ち、痛い程よくわかります。
私も受験生の時は、模試で合格点を取れない事が多々あり、大変落ち込むことがありました。
そこで、この記事ではこれらの疑問について余すことなく解説します。
今現在、模試で合格点が取れなくて悩んでいる方はこの記事を読んで自信を取り戻し、模試を有効活用してください。
行政書士試験の模試は難しい
行政書士試験の模試は本試験よりも難しいことが多いです。
これには理由があります。
『○年試験に収録問題が出た』
『ズバリ的中!』
予備校から出版されている市販模試の表紙にはこんな謳い文句が書かれてます。
これの意味するところは、模試は『各予備校が本試験で出題される可能性があると予想した問題集である』ということです。市販の模試をよく見ると、『予想』模試と書かれていますよね。
ですから、今までに出題されたことのない問題や細かい論点の問題を中心に出題されます。
問題の的中率が高ければ高いほど、そして、それが今までに出題されたことのない問題であるほど、その予備校の評判は高まります。
模試は、各予備校が実力を示すための格好のビジネスのツールなのです。
一方、受験生は自分の実力を測るためのツールとして模試を捉えています。
過去問中心の学習で基礎をがっちり固めた受験生でも、模試で点数が取れないのはこういった違いからきています。
難しく感じるのは当然ですし、模試で合格点を取れなくても気にしなくてよいというのはこの理由からです。
行政書士試験は、行政書士として知っておいた方が良い知識や法的思考力が身についているかどうかを確認する試験です。
そのため、過去に出題されたことのある問題を中心に、基礎問題が多く出題されます。
模試で合格点を取れなかったとしても、過去に本試験で出題された内容をしっかり理解できていれば、ちゃんと合格できますのでご安心ください。
模試の結果が悪くても全く問題ないのか
では、模試の結果がとても悪かったとしても全く問題ないのでしょうか。
点数が良くなかったとしても気にする必要はない。というのが答えですが、低すぎるのは考えものです。
というのも、いくら予想模試とはいえど基礎問題も含まれているからです。
点数が低すぎるということは、基礎問題も間違えている可能性が非常に高いです。
当然、基礎の理解が完璧でなければ本試験には合格できませんので、一からその分野を勉強し直すか、勉強の方法を変える作業が必要になります。
尚、理解力が格段に上がる問題集の使い方は「学習効率を最大化!超シンプルな問題集の使い方」の記事で解説していますのでよかったらどうぞ。
模試の活用法
模試は時間配分と対応力を習得するために活用しましょう。
時間配分
まず本試験に近い環境で行うことをおすすめします。
外部との連絡を一切シャットダウンし、時間は腕時計を机に置いて確認するようにします。
もちろん水分補給やトイレ休憩もアウト。トイレ休憩をする場合は、-10分するなどで、時間管理を厳しくしましょう。
問題の解く順番や問題に掛けられる時間、わからない問題が出た時の対処法などを模試を通じて身につけると良いです。
尚、問題を解く順番については「解く順番で合否が変わる!?」の記事で解説しています。
対応力
問題集は基礎固めと解答力を身につけるために活用しますが、模試は対応力を付ける為に活用します。
模試ではわからない問題に多々遭遇すると思います。
日々の問題演習で学んだことを応用し、筋道を立てて解答を導く訓練をしましょう。
筋道を立てるとは、この肢は○○という理由で正しい、●●の理由で間違っている。というように、肢の正誤を判断した理由を考えることです。
これを繰り返せば対応力がおのずと身につきます。
上記に加えて、復習を必ず行いましょう。
模試の問題は各予備校が力を入れて予想した渾身の問題です。当たらずとも近い問題が出題されるかもしれません。
解説を読み込んで、どういう論点が重要でこの問題が出題されると予想したのかまで理解できると完璧です。
まとめ
・出版社側と受験生側で目的が違うことを理解しましょう。
・模試で合格点を取れなくても本試験で合格できる。ただし、低すぎる場合は基礎の理解が不足している可能性があるので要注意です。
・模試の復習を徹底的に行うことで、対応力を身につけましょう。
模試を上手く活用して、合格の可能性を高めましょう!