行政書士試験 多肢選択問題攻略

行政書士試験 多肢選択問題攻略 勉強法編

・多肢選択が苦手

・多肢選択で思うように点数が取れない

この記事は、行政書士試験の多肢選択問題が苦手な方向けに執筆しています。

私自身、多肢選択問題でなかなか得点できず、大変苦労した経験があります。

しかし、ある対策をしたことで、予想模試で概ね8割以上の得点できるようになりました。(本試験の得点は20点でした。)

その経験から、同じように多肢選択問題で悩む受験生のみなさまに向けて、 多肢選択問題の概要と、おすすめの勉強法をお伝えします。

この記事を読めば、多肢選択問題で高得点が狙えるようになります。

多肢選択問題の概要

多肢選択問題は計3問出題されます。

1問は4つの穴埋め問題で構成され、それぞれ2点ずつ配点があります。(1問8点)※完答型ではありません。

3問の内、2問は行政法、1問は憲法から出題されます。

1つの問題につき20個の肢があり、その中から正しい肢を選択する形で解答します。

行政法については判例や行政法(一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法)の条文知識、その内容説明等から幅広く出題され、憲法については主に判例から出題されます。

多肢選択問題攻略のコツ

多肢選択問題攻略のコツは正確な知識の習得にあります。

詳細について、ポイントに分けて解説していきます。

引っかけ問題の特徴を知る

多肢選択問題の難しい点は、似た意味の選択肢が多く、正確に記憶していないと太刀打ちできない可能性が高いところです。

例えば「明白」「明確」「確実」といった言葉の意味自体が似ている選択肢を始め、

「棄却判決」が答えの肢の場合に「却下判決」の選択肢、

「重大な損害を避けるために緊急の必要がある」が答えの肢の場合に「償うことのできない損害を避けるため緊急の必要がある」の選択肢

といった行政書士受験生泣かせの選択肢が含まれています。

学習中に似た言葉や同じような意味の表現が出てきたら、意識して覚えるようにすると良いでしょう。

正確な知識を身につける

多肢選択問題では重要な判例や条文が頻繁に出題されますので、正確に頭に叩き込みましょう。

その際、一言一句全て覚えるのではなく、重要な単語や語句に絞って覚えるようにすると比較的楽に学習を進められます。

判例に関しては判例の結論ではなく、その判決理由が出題されることが多いため、憲法や行政法の学習ではこちらについても記憶するように心がけましょう。

また、行政法に関しては、記述問題でも用語の定義や条文の内容がそのまま出題されることがあります。

重要な単語だけでなく、その言い回しも記憶できると記述対策にもなりますので、この点についても意識して学習を進めてください。

後述する問題集を活用すれば、重要判例、重要条文を語句まで正確に記憶することができるようになります。

解答テクニックを使う

多肢選択問題だけに使える解答テクニックが存在します。文脈から判断する方法です。

この方法は、空欄が含まれる文章と前後の文章を読み、全体として意味が通るような選択肢を選ぶというものです。

中には、繰り返し使われる語句が空欄になっていることがあります。この場合は、その空欄が含まれる全ての文章に語句を当てはめて文意が通るものを選択すれば良いので、比較的解きやすい問題です。

ただし、この文脈から判断する方法は行政書士試験の多肢選択問題においてはリスクが高い方法でもあります。

というのも上述した通り、多肢選択問題は紛らわしい選択肢が多く、正解の選択肢以外でも文意が通るような語句が含まれているからです。

全く知らない判例が出題されたり、頭になかった条文が出題された時の手段として利用するようにしましょう。

これ1冊で完璧に!最強の多肢選択対策用問題集

多肢選択問題対策に使える市販の問題集が存在します。

それがこの「合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」です。

私はこの問題集を完璧にしたおかげで、安定して8割以上得点できるようになりました。

本の詳しい内容や特長については「行政書士試験に独学で挑む方向け!おすすめの参考書・問題集をご紹介」の記事で紹介していますので、こちらでご確認いただくとして、ここではその使い方についてご説明いたします。

合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集の使い方

この問題集は、憲法・行政法・民法の3分野の重要条文、重要判例の文言が空欄になっている基礎編と、本試験と同形式でオリジナルの記述問題、多肢選択問題で構成される応用編の2つの部分に分かれています。

まずは基礎編で重要条文、重要判例の語句の穴埋め問題を解きながら、条文と判例全体の語句及び言い回しを繰り返しインプットしましょう。

基礎編が完璧になった後、応用編に入ります。

応用編は、基礎編でインプットした内容を応用して解答します。

多肢選択問題は憲法10問、行政法20問の計30問が収録されています。

本試験と同じく、憲法分野は主に重要判例の判決理由が題材となっており、行政法は判例の判決理由、用語の定義(条文を含む)が題材となっています。

紛らわしい選択肢が多分に含まれている点も本試験と同じです。

この問題演習を繰り返すことによって、出題されやすいポイント(受験生が引っかかりやすいポイントや用語)、知らない内容が題材となった時の対処法や解き方をしっかりと学ぶことができ、メキメキと得点力が上がります。

この問題集を完璧にすれば、本試験では自信を持って多肢選択問題に対応できるようになります。

なお、問題集を完璧にする方法についてはこちらの記事で詳細に解説していますので、あわせてご確認ください。

行政書士試験 多肢選択問題攻略まとめ

多肢選択問題に対応するには、解く技術よりも、問題の特徴を知り、そして重要判例、重要条文を正確に記憶することが重要です。

それらを一気に学べる問題集として、「合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」をおすすめしました。

これ1冊を完璧にすることで、多肢選択問題は自信を持って解答できるようになることはもちろん、5肢択一式問題や記述問題も十二分に対応できるようになるでしょう。

独学で多肢選択問題の高得点を目指す方は、是非こちらの問題集をご活用いただき、実力をつけていただければと思います。

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