今回の記事は、
・通信の講義動画中心で合格を目指す受験生
・Youtube等の無料動画を使い、独学で行政書士試験合格に挑戦する人
向けの内容です。
Youtubeの収益化・オンライン技術の発達、コロナウイルスによる生活環境の変化により講義動画の配信サービスがますます増えています。
動画配信サービスの種類が増えたことで、プロ講師の質の高い講義を手軽に受けられるようになった他、さまざまなサービスの中から自分に合ったコンテンツを選べるようになり、動画学習を利用される方も増えています。
しかし、動画をうまく活用できず、反対に合格から遠ざかってしまう方もいらっしゃいます。
そこで、この記事では、動画学習のメリット・デメリットを比較しつつ、本当に身になる動画の活用術を3つ紹介いたします。
その名も、100倍効率が上がる動画の活用術です。
これを実践すれば時間の使い方が大幅に変わり、飛躍的に成績が伸び始めるでしょう。
是非、ご参考くださいませ。
動画学習のメリット
動画学習のメリットは非常に多いですが、その中でも私が考える大きなメリットを3つ挙げます。
- 手軽さ
- 繰り返し学べる効率の良さ
- 価格
どれも動画学習の特徴的・魅力的なメリットです。
順に解説します。
動画学習の手軽さ
端末一つでいつでもどこでも学習できるのは受験生にとって大きな魅力です。
スマホやタブレットを使って授業を聞き流しすれば、通勤時間等のスキマ時間で簡単にインプットすることもできますし、苦手な部分を集中的に学ぶこともできます。
仕事や家事で1日約1時間程度しかまとまった学習時間が取れない人でも、動画を使えば効率良く学習を進めることが可能です。
ただ動画を流すだけなので心理的なハードルが低く、毎日続けやすいのもポイントが高いです。
繰り返し学べる効率の良さ
記憶したものを忘れないようにするにはどうしてもインプットを繰り返す作業が必要になります。
この繰り返す作業自体は別に動画でなくても良いのですが、他の媒体、例えば本を何度も読むとなると非常に苦痛です。
疲れている時や落ち込んでいる時等は読もうと思ってもとても読めないでしょう。
そこで、動画学習の強みが生きます。
動画であればただ音声を流すだけで良いため、気軽に始めやすく、頭が働いていなくても自然と復習できます。
記憶の定着にとても効果的です。
また、民法や憲法等の理解が必要かつ重要な科目、過去問の解説などは動画学習の方が頭に入りやすく、記憶しやすい場合も多いです。
価格
動画学習では費用を大きく抑えることができます。
実際、価格面に魅力を感じて動画学習を選んだ方も多いと思います。
Youtubeであれば無料ですし、予備校や資格学校が配信するプロ講師の授業でも通常の受講料の3~4割程度の価格で受講できます。とてもお得です。
極力お金をかけずに合格したい方に人気かつおすすめです。
動画学習のデメリット
動画学習には少ないながらもデメリットが存在します。その中で私が考える大きなデメリットは以下の2つです。
- 集中しにくい/モチベーションの維持が難しい
- 質問できない/回答までに時間がかかる
この2つは動画学習に特徴的なデメリットです。
順に解説します。
集中しにくい/モチベーションの維持が難しい
いつでもどこでも動画を視聴できるということは、動画を視聴する時の環境はさまざまであることを意味します。
予備校や資格学校の講義を直接受講する場合は、静かな教室で他の受験生と一緒に机を並べて講義を受ける、といったように勉強する態勢が整っていますが、動画を視聴する時はそうではありません。
例えば、通勤中に視聴するのであれば、周囲の話し声や騒音等で決して勉強するのに快適ではない環境下で学習することとなります。
そのため、脳が勉強するモードに入りにくく、集中しにくい場合や内容が頭に入って来にくい可能性があります。
また、視聴する媒体がスマホであればSNSや電話、ネットといったように誘惑がかなり多く、集中するどころか勉強する意志を持ち続けることすらも困難になります。
意志を保ち続ける自信がない方は、
・誘惑のもとになるアプリが入っていないタブレットで視聴する
・スマホで視聴する場合はサイレントモードにする、オフラインで視聴する等
誘惑に流されないための工夫が必要です。
質問できない/回答までに時間がかかる
通常の講義では授業後にわからないところがあればすぐ講師に質問して解決できますが、動画配信の場合はリアルタイムの講義ではない為、質問できない可能性、あるいは、質問できたとしても回答までにどうしても時間がかかります。
講義を受けても理解できなければ時間を無駄に浪費するだけになってしまいますし、時間が遅いと再度内容確認のために動画を視聴することになり、やはり時間を奪われてしまいます。
ですから、動画学習の場合は
・フォロー体制が整っている会社を選ぶ
・わからないところは自分で解決できる術を身につける
ことが必要になるでしょう。
フォロー体制が整っているかどうかに関して、当サイトでも、lecやフォーサイト等、おすすめの講座や先生の情報は別の記事で紹介しております。
気になったところは資料を請求できますので、お考えの方は是非お試しください。(無料です)
動画学習の効率を100倍にする3つの術
以上、見ていただいたように動画学習には大きなメリット・デメリットが存在します。
しかし、動画学習のメリットはデメリットを凌駕する程に、優れています。
そこで、より動画学習のメリットを生かし、学習効率を飛躍的に上げる3つのコツを紹介します。
対策1:『再生速度を2倍にする』
動画学習の最大のデメリットは時間がかかることです。
動画は短いものでも10分弱、長いものだと1時間近いものもあります。
テキストなら20分程度で読み終えるところを、動画だと1時間もかかります。
時間だけ見るととても非効率です。
そこで、動画の倍速再生機能を活用しましょう!
例えば、2倍速で視聴すれば1時間の動画でも30分で再生できます。
流石に文章で読むには及びませんが、それでも大幅な時間短縮になります。
その浮いた15分を動画の復習の時間に充てれば学習効率をさらに高められます。
動画視聴の際には、極力倍速再生にしましょう。
※2倍速で聞き取れない場合は聞き取れる速さにしてください。
早すぎて聞き取れなければ『本末転倒』です。
対策2:『必ず目的を持つ』
動画を見ていてふと気付くと、すごく時間が経っていた。
こんな経験はございませんか?
これを防ぐ方法が、『目的を持つ』です。
動画、特にYoutubeには多くのワナが潜んでいます。
おすすめ・関連動画が視界に入る仕組みはその最たるものです。
魅力的なタイトル(他の動画)が目に入る
⇒つい見てしまう
⇒また魅力的なタイトル(他の動画)が目に入る
このスパイラルにハマるとオシマイです。
たちまち時間だけが過ぎていくでしょう。
そして広告。Youtuberは営利目的で動画を投稿しています。
ですから動画の中に広告が入るのは当然です。
1本の広告の時間は大したことありませんが、これが積み重なると・・・。
時間に限りがある受験生にとっては致命的です。
そこで、『目的を持つ』ことが大事になってきます。
【○○法の○○を理解するために】動画を見る、というように、
特定の目的を持ち、その部分だけを視聴することで、この2つの時間の浪費を防げます。
ただ漫然と見るのは避け、目的をもって視聴するようにしましょう。
対策3:即復習する
実際に試してみるとわかりますが、動画を視聴するだけでは頭に残りにくいです。
視聴している最中は理解していたつもりでも、視聴後に思い返してみるとあまり記憶に残っていないことがわかると思います。
そこで、動画を視聴し、内容がある程度理解できたと感じたら、すぐにテキストでその内容を確認しましょう。
そしてその内容が理解できていれば大丈夫です。できていなければ、わかるまで動画を繰り返し見るようにしてください。
動画の視聴には時間がかかります。
時間を無駄にしない為にも、動画視聴とテキストでの理解度チェックは必ずセットで行うようにしましょう。
行政書士試験 動画視聴まとめ
受験 生の学習を助けてくれる動画サービスですが、一歩間違えば合格から遠のいてしまう諸刃の剣でもあります。
動画サービスのデメリットをしっかりと理解した上で、上手く活用しましょう。
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