行政書士試験において最重要の科目、行政法。
行政書士試験は300点満点ですが、その内行政法だけで112点と3割以上の点数を占めます。
行政書士試験に合格するには行政法の対策は必須です。
今回の記事では行政法の概要および攻略法についてご紹介します。
この記事を読めば、行政書士試験の行政法では何を求められるのかがわかり、攻略の糸口が見えます。
行政法とは
まずは、行政法とは何か確認してみましょう。
行政権の組織および作用に関する法の総称。
内閣が行政を行うにあたって、具体的に国のどのような機関(役所)が担当するか、その機関はどういう仕組みであるか、機関と機関との関係はどのようなものであるか(これらについて定めたものは行政組織法とよばれる)、また行政の目的を実現するため国の機関が法律を適用し実施するについては、国民との間にどのような法律関係が形成されるか(これは行政作用法とよばれる)などを定めた法律のすべてが行政法である。
民法や刑法などと異なり、「行政法」とよばれる統一的な法典があるわけではなく、行政の範囲が広いため、種々の内容や目的をもった多くの法律から成り立っており、これらを一般に行政法とよんでいる。
コトバンクより引用
行政法とは、行政に関連する法律をまとめたものを指します。
『種々の内容や目的をもった多くの法律から成り立っており』とあるように、
行政書士試験の行政法では様々な行政に関する法律から出題されます。
範囲が広いのが行政法の特徴です。
行政書士試験における行政法
行政書士試験で出題される行政法の問題はそのほとんどが基礎的な内容であり、しっかりと学習すれば得点できるように作成されています。
行政不服審査法や行政事件訴訟法等の理解が必要な分野と行政組織法や地方自治法の出席議員数等の暗記が必要な分野で構成されています。
毎年、多肢選択式の問題が2問、記述の問題が1問出題されます。
行政法の傾向分析
問題の特徴として、正確な知識と理解が求められる傾向にあります。
行政手続法の適用除外や聴聞手続き、行政不服審査法、行政事件訴訟法等、出題される内容がある程度固定されています。
行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法の分野では深い理解を問うものが出題されることがあります。
行政不服審査法と行政事件訴訟法の手続きの流れを混同させるもの
似たような名前の制度(不可抗力と不可変更力等)と混乱させるもの
民法や憲法等、他の法律と絡めた複合的な問題
が出題されることが多いです。
過去に出題された問題と類似した問題も頻繁に出題されます。
行政法攻略のポイント
比較的対策が立てやすい科目です。
テキストで基礎を固めた後、過去問をベースとした問題演習が有効です。
過去問の中から良質な問題を選りすぐった問題集がありますので、そちらを使用すると良いでしょう。
なお、おすすめのテキスト、問題集はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
行政書士試験の合格のためには、行政法を得点源にすることが必要です。
範囲は広いですが、内容的にはそこまで難易度の高い問題は出題されません。
出題されるポイントもある程度予想でき、対策が立てやすいのも特徴です。
重点的に勉強すれば9割近い正答は十分に可能です。
正確な知識と理解が求められますので、その点を特に意識して学習を進めるようにしましょう。
あめのうずめ行政書士塾の行政法講座
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行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法は多肢選択問題、記述問題でも問われる可能性が高く、択一でも深い知識、理解を問う出題が予想されるため、基礎から徹底的に解説いたします。
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