行政書士試験 民法講座

行政書士試験 民法講座 試験科目編

・民法に苦手意識がある

・なかなか民法の正答率が上がらない

・法律の表現が難解で何を言っているのか理解できない。

行政書士試験受験生のみなさま、このような事でお悩みではありませんか?

行政書士試験の合格のためには民法を避けて通ることはできません。

そこで、今回の記事では民法の苦手意識を少し和らげるための情報を無料でお伝えいたします。

私自身、この方法を活用したことで民法が苦手科目から得意科目(得点源)になりました。

さらに、この内容は民法だけではなく他の法律の科目にも応用できます。

この記事を読めば、きっと今までよりも民法が理解しやすくなるでしょう。

民法とは何か

そもそも民法は何のために存在しているのでしょうか。

この疑問の答えを知ることが、民法の学習の第1歩です。

民法とは

市民生活における市民相互の関係、つまり財産関係(売買・賃貸借・不法行為など)と家族関係(夫婦・親子・相続など)を規律する法

コトバンクより引用

です。

ざっくり言うと、私人間同士の様々な問題を解決するための法律が民法ということです。

ありとあらゆる問題を網羅するため、1000を超える条文が用意されています。

また、私人間同士 に適用されるというのもポイントですね。

というのも、この知識があるだけで解ける問題が存在するからです。それがこれ。

私人間以外、例えば国と地方自治体間でもめている問題に民法が適用されるかを問う問題です。

民法の意義を知っていれば自信を持って×と判断できるようになります。

民法が私人間の問題を解決するための法律であることがわかりました。

では、どのようにして問題を公平に解決するのでしょうか。

その考え方を説明します。

民法の考え方

民法の根柢には一貫した考え方があります。

自分の宝石を盗まれた場合を例に挙げて考えてみます。

民法では、自分に非が無く金品を盗まれた場合(=盗難)と詐欺によって盗まれた場合では考え方が大きく異なります。

どちらも被害者なのになぜ違いがあるのか。その理由を考えてみましょう。

詐欺の場合、民法では、詐欺にあった側(被害者側)にも少なからず非があると考えます。

例えば、儲け話に乗せられて大切な宝石を渡したところ詐欺に遭い、その宝石を第三者に売られてしまった場面を想像してください。

この場合、被害者側が儲けたいという意思をもって自ら宝石を渡してます。

そのため、保護すべきなのは 落ち度がある被害者よりも、お金を払って購入した(その宝石が詐欺で盗まれたことを知らない)第三者 という考え方をします。

では盗難の場合だったらどうでしょうか。

この場合、被害者の意思とは関係なく被害に遭っています。

被害者よりも、その宝石が盗まれたものであることを知らない第三者を保護することになると盗難の被害者がかわいそう過ぎますよね。

ですから、被害者を保護すべき、という考え方をします。

ここから、民法の根底には、どちらに落ち度があるか(かわいそうか)を比較して考える【比較衡量】の考え方があることがわかりました。

民法の学習する時、問題文を読む時、あるいは民法の講義を受講する時は常にこの考え方を頭の片隅に置き、どちらの過失が重いか、どちらを特に法律的に保護すべきかを考えるように癖づけると理解が格段に上がります。

民法に苦手意識を持つ理由

民法には

・日常生活で使う意味とは異なる法律の用語が存在すること

・法律の表現が複雑かつ難解であること

が理由としてあります。

法律の用語については学習を進める中で自然と覚えますので、わざわざ覚えなくても問題ありませんが、念のため、以下によく登場する法律用語(を抜粋したもの)の一覧を記載します。

善意=(事情を)知っている

悪意=(事情を)知らない

対抗=主張

錯誤=勘違い

追認=過去にさかのぼって認める

準用する=ある事項に関する規定を、似たような他の事項について必要な修正を加えた上で使う

適用する=ある事項に関する規定を、そのまま当てはめて使う

2つ目の、『法律の表現が複雑かつ難解であること』は対策を考えなければなりません。

法律の表現が難しいことにより解釈を間違えてしまう危険性があるためです。

これにはおすすめの対策が2つあります。

・『文章を区切って並び替え、簡単な言葉に置き換える』方法

・『登場人物やモノを書き出し、身近な人物に置き換える』方法

です。

この2つの対策に共通するポイントは、わかりにくければわかりやすくすればいい ということです。

※詳細は以下の記事に記載していますので、こちらをご確認ください

他に考えられる要因

使用しているテキストが自分に合っていない、あるいは難易度が高すぎることも考えられます。

テキストが自分に合っていないとは、テキストの解説・表現が自分にとって読みにくい、または、理解しにくいことを指します。

この場合は本を変えることで解決します。

テキストの難易度が高い事象は、例えば司法書士試験用のテキスト等、他の資格のテキストを使うと起こりやすい傾向にあります。

難易度の違う資格の書籍を使って学習することは、行政書士試験では出題されないレベルの非常に細かいところまで学習することになり、非効率であるだけでなく覚えきれなくて苦手意識を持つ危険性もあります。

基本は、行政書士試験は行政書士試験用のテキストを使って学習することを強くおすすめします。

行政書士試験 民法講座 まとめ

行政書士試験において、行政法の次に重要な科目、民法。

配点が高く、記述式もある為、時間をかけて基礎から学習する必要があります。

行政書士試験合格者の多くは、民法でしっかり得点しています。

当記事で紹介した民法の意義・考え方を理解し、学習に役立てていただけると幸いです。

なお、行政書士試験合格を本気で目指す受験生で、民法がどうしてもわからない人は予備校やオンライン講座の活用をおすすめします。

資料請求は無料でできますので、評判や割引制度、キャンペーン、カリキュラムやコンテンツの内容等から自分に合ったものを選び、是非民法をマスターしてくださいね。

なお、当サイトでも、おすすめの予備校や通信講座を別記事で紹介しています。

あめのうずめ行政書士塾の民法講座

あめのうずめ行政書士塾の民法講座では、現役行政書士が講師となり、

【誰にでもわかりやすく】をモットーに民法の学習を進めていきます。

難しい表現、複雑な表現は簡単な表現に変え、できるだけ事例を使って講義を行います。

全く民法の知識が無い方でも全く問題ございません。

さらに、市販されている一般のテキストを利用しますので、教材の費用も安く抑えられます。

web講座(通信講座)で全国の行政書士受験生のみなさまの対応可能です。

相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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