・行政書士試験に合格したいけど勉強が続かない
・子育てが忙しくて、なかなか勉強する時間がとれない
・仕事をしながら行政書士資格をとりたい
・短期集中で合格したい
今回の記事ではこのような方向けに、行政書士試験に短期間で合格するためのポイントをご紹介します。
ネット上には、行政書士試験に短期合格するためのノウハウ・情報が無料で、かなりの数紹介されています。
あめのうずめ行政書士講座では、
誰でも使えて、使った人全員が短期間で合格できる勉強法というのは存在しない。
という考えを持っています。
そこで当記事では、行政書士試験に短期間で合格するための勉強法を見つけるヒントをお伝えいたします。
行政書士試験に短期間で合格するための効率の良い勉強法を、みなさまに見つけていただく為に、私自身の経験と反省からやった方が良いこと、避けた方が良いことをお伝えすることで、みなさまが効率の良い勉強法を見つけやすくなるという考え方です。
この記事を読めば、みなさまの勉強効率が爆発的に向上するはずです。
行政書士試験の独学・短期合格は可能
行政書士試験に独学かつ短期間で合格することは可能です。
行政書士試験に短期間で合格するためには、流されない強い意志と自分に合った勉強法を見つけることが何よりも大事です。
それを探す方法について、いくつかポイントをご紹介します。
※ちなみに当記事での短期合格の期間は約4~5か月を指します。それより短いとなると、他の資格試験等で法学の知識が前もって身についているか、かなり厳しい学習スケジュールをこなすか、そのどちらかが必要になると思われます。
ネットの情報を信じすぎない
短期合格を目指す上ではものすごく大切なことです。
ネット上には、行政書士試験に短期合格するための勉強法と称して、数多くの方法が紹介されています。
短期合格の期間としては、平均して4~5か月というものが多いですが、中には1か月で合格可能と謳っているサイトもあるようです。
(もちろん個人差はありますが、全く法律知識のない人が一から勉強をスタートさせた場合の最短合格期間は大体4~5か月程度が現実的な線と考えています。司法試験、司法書士試験の受験生であれば1か月でも十分に合格は可能です。)
ここが大事なのですが、ネット上で紹介されている方法はその執筆者に合った勉強法であって、自分に合うとは限りません。
ですから、独学・短期間で合格を目指す方は、一つの情報を鵜吞みにせず、色々調べた上で自分の性格に合った方法、現実的にできそうな方法を選び、または、組み合わせて実践してみると良いでしょう。
勉強時間は気にしない
日々の学習の中で勉強時間を気にする必要はありません。
もちろん勉強時間は確保できた方が良いですが、それ以上に大切なのはその日ごとの目標を達成できたかどうかです。
ゴールから逆算し、無理のない学習スケジュールを立てましょう。
そして毎日目標を立て、日々達成することが大切です。
無理な計画は立てない
短期間で合格することを目標にすると、どうしても無理な計画を立ててしまいがちです。
これは厳に慎むべきです。無理な計画は挫折に繋がります。
毎日必死でやらなければ達成できないノルマを立てたとします。
何もない時は問題ないかもしれませんが、日常生活で想定外のことが起きた日や嫌な事があった日には達成できなくなる可能性が高いです。
そうなると次の日のノルマが【その日のノルマ+残ったノルマ】となり、達成できずにまた次の日のノルマに残ったノルマが上乗せされて・・・
という悪循環に陥ります。
こうなってしまうとまず勉強が続きません。
~しなければならないというモチベーションでの勉強は楽しくありませんし、余程強靭な精神力の持ち主でなければ継続できません。
ですから、無理な計画を立てることは避け、自分の性格に合った計画、想定外の事が起きても取り戻せる計画を立てるようにしましょう。
なお、勉強を継続させる方法についてはこちらの記事で紹介しています。
モチベーションを無視しない
モチベーションは勉強を続ける上で最も大切な要素の一つです。
自分の過去を振り返り、どういった場面や方法が自身のモチベーションを上げるのかを分析してみましょう。
例えば、
・好きな音楽を聴く
・家族や好きな人のことを考える
・行政書士試験に合格し、周りから羨望のまなざしを向けられる場面を想像する
・行政書士として年収1000万円以上稼いでいる姿を想像する等、
人それぞれ、何かしらのモチベーションを上げる方法があると思います。
その方法を記録しておき、いざという時に使える状態にしておくのがおすすめです。
もう一つ行ってほしいのが、普段勉強する場所以外の勉強場所を探すことです。
いくら勉強しようと思っても、どうしてもやる気が出ない時はあります。
そんな時は勉強する環境を変えることで気分が変わり、モチベーションを湧かせられることがあります。
一般的にはスターバックスやドトール等のカフェで勉強すると、気分転換になって勉強が捗る人が多いようです。
図書館、自習室、カフェ、ファミレス、浜辺、公園等、色んな場所があります。
自分に合った場所を探してみましょう。
スキマ時間を有効活用する
短期合格を目指すのであれば、スキマ時間の有効活用は必須です。
まとまった勉強時間を確保できなくとも、通勤の時間、家事の時間、入浴の時間等、スキマ時間を活用して勉強することはできます。
例えば、お風呂に入る前に覚える条文を一つ決め、入浴中はずっと繰り返しインプットすることで暗記するといった作業を毎日行えば、入浴の度に条文を一つずつ覚えることができます。
また、スマホの問題集アプリを使えば、通勤時間でも移動時間でも勉強することは可能です。
スキマ時間の力を侮ってはいけません。塵も積もれば山となるです。
なお、あめのうずめ行政書士講座では効率的で楽しいスキマ時間の活用法についてもご紹介しています。
集中と選択を行わない
短期合格のためには、力を注ぐ科目とそうでない科目を取捨選択することも必要です。
行政書士試験には合否を左右する超重要科目とそれ以外の科目とが明確に分かれています。
300点満点中、配点が112点の行政法、76点の民法は重点的に勉強すべきですが、配点が8点の基礎法学、20点の商法・会社法はそこまで重要ではありません。
その上、基礎法学と商法・会社法については試験範囲も広いというコスパ最悪の科目です。
ここに時間を割いていたのでは短期合格は難しいです。
配点が高い科目は徹底して勉強し、それ以外の科目は必要最低限度の勉強、もしくは全くやらない選択をするのが合理的です。
限られた勉強時間の中でどうすれば合格点を超えられるのか、その戦略を考えることはとても大切です。
なお、試験科目の情報についてはこちらの記事で紹介しています。
睡眠時間を削らない
研究の結果、睡眠不足は身体面、精神面へ強い悪影響があることがわかっています。
以下に引用いたします。
睡眠評価研究機構の白川修一郎氏によると、睡眠不足や睡眠の質の低下によって起こりうる主な症状は以下の通りです。
精神面への影響
睡眠不足や睡眠の質の低下は、脳機能を低下させます。脳機能が低下すると学習パフォーマンスや学習意欲が落ちるだけでなく、心の病気や命にかかわる重大事故につながることもあります。
20歳以上の男女1,395名を対象としてアンケート調査をとり、7年半後に再調査を行ったある研究では、調査開始時と再調査時の両方で睡眠の質が落ちていた人のうち抑うつ症状がある人は36.6%にのぼりました。一方、どちらの調査でも質の良い睡眠をとっていた人のうち抑うつ症状がある人は6.3%にとどまりました。
ノルウェー国民74,977人を対象として行われた追跡調査では、睡眠の問題と自殺リスクの高さの関係が明らかになっています。この調査において睡眠に問題がない人の自殺リスクを1とすると「たまに睡眠に問題が生じる人」は1.9、「時々睡眠に問題が生じる人」は2.7、「しょっちゅう睡眠に問題が生じる人」は4.3という結果になりました。
これらの研究結果から、長期にわたる睡眠不足または睡眠障害などからくる睡眠の質の低下によって脳が休息しにくくなると精神機能に悪影響を及ぼすリスクが上がることがわかります。
免疫力低下
寝不足が続いたときに風邪をひいた、あるいは風邪の症状が長引いた経験を持つ方も多いでしょう。睡眠には身体の損傷を修復する作用があり、免疫力とも深い関係を持っています。
アメリカで22~55歳の男女153名を対象として行われた実験では、ライノウイルス(一般的な風邪の原因ウイルス)を鼻粘膜に曝露して症状が出るかどうかを調査しました。その結果、質の良い睡眠をとれていない人の発症率は質の良い睡眠をとれている人の5倍以上となりました。このことから、質の良い睡眠はウイルス性感染の発症リスク軽減に役立つことがわかります。
また、長期間の不眠や睡眠障害(睡眠時無呼吸症候群など)が高血圧・虚血性心疾患・脳血管性認知症・Ⅱ型糖尿病などの生活習慣病のリスクを上げることも明らかにされています。
引用 キャリア教育ラボ
以上のように、睡眠不足だと心身共に悪影響を受けます。
寝ることは、記憶を定着させ、気力・集中力を上げる最も効率の良い【勉強】であることを理解し、効率良く学習するためにも睡眠時間を削ることだけは絶対に避けてください。
行政書士試験 短期合格 勉強法まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、行政書士試験に短期間で合格するための効率の良い勉強法をみなさまに見つけていただく為に、必要なこと、避けるべきことをご紹介いたしました。
全員が短期間で合格できる勉強法というのは存在しません。
自分に合った勉強法が見つかった結果、勉強効率が向上し、短期間で合格することができたというのが正しい表現です。
上記で述べた事項を意識するだけでも勉強効率は格段に向上し、短期合格の可能性が高まるはずです。
試行錯誤しながら、自分に合った勉強法を見つけてください。
そして当記事でご紹介した内容がそのお役に立てれば幸いです。
あめのうずめ行政書士講座では
あめのうずめ行政書士講座では、個別指導という形式で一人一人誠実に、丁寧にご指導いたします。
行政書士試験受験者が無理なく一発合格できるように、学習時間や学習環境、ご自身の性格等をお聞きした上で、その人に合った勉強法と学習スケジュールを一緒に考えます。
また、勉強の進捗具合や精神的な状態を逐一確認させていただき、その時々の最適な勉強法についても一緒に考えていきます。
行政書士試験に合格したい方を全力でサポートいたします。
無料相談も行っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
コメント